平尾・杉山研究室

研究概要

私たちは、プロセスシステム工学とライフサイクル工学を研究しています。プロセスシステム工学は、モデル化・シミュレーション・最適化技術を駆使して、化学プロセスを設計・運転するための学問です。ライフサイクル工学は、資源採取から廃棄までの製品の一生における環境影響を評価し、製品やプロセスの環境配慮設計を行うための学問です。この二つを基盤に、分子・細胞から製造プロセス、消費者も含む社会システムまでのつながりを意識しつつ、持続可能なプロセスやシステムを実現するための方法論を構築しています。

研究室では、医薬品を対象とする製薬プロセスシステム工学(Pharma PSE, 杉山弘和准教授・Badr Sara特任助教)と、持続可能な消費と生産に関わるライフサイクル工学(LCE/SCP, 平尾雅彦教授・天沢逸里助教)、それらのオーバーラップ分野を研究しています。シミュレーションと実験・調査の両面から、様々なテーマに取り組んでいます。詳細はそれぞれのページをご覧ください。なお、平尾雅彦教授は2023年3月に退職予定です。

研究室で何より重視しているのは、メンバー間の活発な議論です。ゼミでは英語を基本使用言語としています。国内外の大学や企業と積極的に連携しており、2019年度はETH Zurich(スイス)、ゲント大(ベルギー)、アーヘン工科大、ミュンヘン工科大、ウルム大(ドイツ)、製薬企業Roche(スイス)との間で、学生の派遣や受入れがありました。研究成果が実プロセスの設計や改善、法律の立案に活かされたケースもあります。ソフトウェア実装にも取り組んでいます。

関連する講義

私たちの研究室が主体的に関わっている講義は以下の通りです。
・ プロセスシステム工学I(3年Sセメスター)
・ プロセスシステム工学II(3年Aセメスター)
・ プロセス設計及び演習(4年Sセメスター)
・ プロセスシステムディベロップメント(大学院S2ターム)
・ 製薬プロセスシステム工学特論(大学院A2ターム)
化学システム工学科3年生でプロセスシステム工学I・IIが面白いと感じた人は、卒論研究の配属先としてぜひ検討してください。

関連する学会

研究成果は主に以下の学会で発表しています。

化学工学会:年会(3月)および秋季大会(9月)

日本LCA学会:研究発表会(3月)

European Symposium on Computer Aided Process Engineering (ESCAPE: 5月~7月・欧州)

American Institute of Chemical Engineers (AIChE): annual meeting (10月~11月・米国)

International Symposium on Design, Operation, Control of Chemical Processes (PSE Asia:アジアで3年ごとの開催)

Process Systems Engineering (PSE:3年ごとの開催)

Life Cycle Management (LCM:欧州を中心に2年ごとの開催)

International Society for Industrial Ecology (ISIE)

EcoBalance国際会議 (日本で2年ごとの開催)